自分年表とは、自分の記録史(自分史)を年表にしたものです。
過去にどんなことがあったのか、未来でどうなっていたいかなどを書き記しておく年表になります。
自分年表を記録しておくことで、これまでの自分の歴史を簡潔に振り返ることができます。フォトアルバムなどと一緒に見ることで、当時の記憶も鮮明になるのではないでしょうか。
また、自分の未来の目標立てなどにも役立てることが出来ます。
自分年表の書き方
年表ですから、基本は自分のこれまでの歴史、過去の出来事を記入していきます。
さらにこれからの未来の事を書き記しておくことで、それが道標となって自分を前向きにする効果もあります。
過去
人に歴史あり。あなたの過去はどんなことがありましたか?
どんなことをやってきたのかを記入しましょう。
もちろん、淡々と過去の出来事だけを書いていくのもいいですが、ちょっとしたことでも自分のその時の気持ちも添えて書いておくと、より自分を深く知るきっかけになります。
何か賞を取ったり、褒められたこと、嬉しく思ったこと。
そして辛かったこと。あなたを苦しめている出来事など。
あなたの気持ちが動いたことなどでも構いません。
自分を知り、向き合うことが重要です。
あなたは子供のころ自分が描いていた道を進めているでしょうか?
言葉では色々なことが言えますが、行動は嘘をつきません。
自分のこれまでの行動だけを直視しましょう。
あなたは自分がやりたかった事、できていますか?
自分に素直になって過去を振り返ることで、あなたの強み、弱みがわかります。
良くも悪くも過去は全て、今のあなたを作ってきた出来事です。
本当の自分を知って向き合うことができたなら、もう何も怖いものはありません。あなたの強み、弱みも含めて自分を認めることで、自信につながります。
過去は変えられない。
だから自分を認めてあげましょう!
未来
未来において、自分はどうなっていたいのか?
どんな事をやっていて、どのような生活をしているか?などを書き記しましょう。
具体的であればあるほど行動しやすいものです。
目標達成が5年後ならば、1年後にはこう、3年後にはこうなっていなければならない、というような逆算でより具体的な未来計画が立てられます。
自分年表のテンプレート
この記事は旧ブログにて2009年に公開し、Excelテンプレートは当時確認していただけで5万回以上ダウンロードされています。
自分年表を書こう!~未来と過去を明確化する signy.jp/2009/06/05/381
お礼をいただく機会も増え、作った甲斐がありました。ありがとうございます。
今回、Googleスプレッドシート版と Excel版を用意しました。
また、学校などでも簡易的に使って頂ける「自分年表-過去版」「自分年表-未来版」のPDF版も用意しました。
当時はExcelファイル版だけでしたが、Googleスプレッドシート仕様もありますのでご参考ください。
PDF版をダウンロード
Excel版をダウンロード
リンクをクリックするとExcel版をダウンロードいただけます。
Googleスプレッドシートで利用する
GoogleスプレッドシートはExcelとほぼ同じ表計算ツールです。
ソフトのインストールなどは必要なく、ブラウザから直接操作できます。
Googleアカウントをお持ちなら、スプレッドシートをコピーして再利用可能です。
また、メニュー「ファイル」->「形式を指定してダウンロード」から、Excel形式でダウンロードもできます。途中でExcelに変更したい場合も大丈夫です。
リンクを開いた直後のスプレッドシートは編集できません。
Googleにログイン後、上部メニューの「ファイル」 -> 「コピーを作成」で、ご自身のGoogleスプレッドシートファイルとしてコピーできます。
コピーすることで、後は自由に編集していただく事ができます。
スプレッドシート内の項目
テンプレートには西暦や年号、所属などの基本項目があります。
簡易的に家族の分なども記入できます。
例としてサンプルデータを記入してます。
参考にしていただければと思います。
世界、国内の出来事
2014年までですが、国内外の出来事(時事)を記載してます。
出来事のチョイスがまばらですので、気になる方は追加・削除、項目別などのカスタマイズをしてください。
米大統領など
覇権国ということもあり、大統領選挙時や就任直後に発表される政策によって、世界経済も影響を受ける場合が多いです。予測の参考項目として。
あなたを作った出来事を年表に記録しよう
若干、意識高い感じで書いてますが、難しく考えなくても書き方は自由です。
いらない項目は消しちゃってください。
未来のことも置いておいてもOK。
年表の開始時期も、お好きなタイミングで。
- 生まれてから現在までのこと
- 中学時代だけのこと
- 社会人になってからのこと
一部分だけでも全然OK。
出来事についても、家族や友達のこと、仕事のことなど、
何をテーマするのも自由です。
いろいろなデータを組み合わせたりして、自分なりにカスタマイズしていただければ幸いです。
自分年表は記録することが重要です。
たった一人しかいない、今のあなたを作った出来事のことです。
思い出がパワーに変わることも多いので是非!
将来、自叙伝をプロに依頼したり、自分史を書いてみようと思った時にも大いに役立つと思います。
自分年表を使った成功者の例
僕の知っている「自分で決めた目標を達成している」方たちは皆さん、このようなものを書いていました。
ほとんどが投資家、起業家の方でしたが、普通のOLの方もいらっしゃいました。
そのOLの方の例をお話します。
2007年、ある勉強会にて「自分で実現したこと」を発表する機会がありました。
OLの方は投資の種銭を目標として、数年で500万円ほど貯金されたそうです。目標貯金のための通帳もお持ちで、実際に勉強会で拝見させていただくことができました。
将来を見据えた資産活用を目的に、勝間和代さんなどに影響を受けられて、いろいろ計画されるようになったそうです。
自分年表も、10年先まで年間単位で何を達成しているかが書かれていました。きっと将来、大成功を収めることができる方なんだと感じました。
自分年表を役立てよう
実際の目標達成に向けては、年間の大目標を立てるだけでは自分を行動させることは難しいものです。
大目標を中、少と具体的に自分が動きやすいタスクに落とし込むことで、やるべきことがハッキリします。
そうすることで、より実行がしやすくなります。
過去の自分を見てみよう
まずは将来
「 自分がどうしたいか 」
「 どうなっていたいか 」
を明確化すること。
その答えは、過去の自分を知ることでヒントを得ることができます。
- 何をやった時に、時間を忘れるほど楽しかったか?
- どんな時に人に褒められて嬉しかったのか?
- どんな時に嫌な気持ちになったのか?
- 自分が本当はやりたくなかった事は?
今まで経験した出来事の中で、自分はどう感じたか…など。
あなたが自分を知れば知るほど、自分は何をするべきかわかってくると思います。
何かを成し遂げたい場合は、行き先のないまま出掛けるよりも、行き先がわかっていた方がいいですね。
わかっていれば
「電車で行くのか」
「車で行くのか」
「歩いて行くのか」
などを決めることができて、物事が先に進みやすくなります。
人生も同じです。
60年なのか100年なのか、行き先のないまま歩き回るよりは、行き先(目標)が決まっていたほうが充実した人生がおくれるのだと思います。(個人的に仕事以外は何も決めないのが好きですが!)
気持ちが乗ったら、ぜひ自身の未来も書いてみてください。
人生を充実させよう
人生の主人公であり、何かを決めるのはあなた自身。
自分年表をつければ、あなたの足跡がしっかり残っていきます。
人生の充実度を決められるのもあなた自身。
自分自身が最後に「良い人生だった」と思える、充実した生き方ができるといいですよね!
頑張って今の時代を、共に生き抜いて行きましょう!